2009年06月01日

京都の夜 ひとり食べ歩き ホテルで豚まん、和知の焼き鳥とビール

久しぶりにひとりで京都の夜をぶらぶら散歩。
(今回は気分じゃなかったので写真がありません、ごめなさい。以下、ある日の日記として。)

『551蓬莱』

大阪での仕事を終え、次の打ち合わせのため夕方の京都に移動。打ち合わせは短い時間で済むが、この時間では松本まで帰り着けない。翌日が楽なので名古屋まで移動しておこうかとも思ったが、京都駅前に宿をとった。駅で『551蓬莱の豚まん』を買い、部屋に持ち込んで食べる。この豚まんは京都のものではなく、大阪なのだが家族が皆好きなので京都に来るたび必ず買って帰る。もちろん私も大好きで、一つ食べて腹をくちさせ、落ち着いたら食事に出ようと思っていたのについつい二つも食べてしまった。まだ熱いうちにかぶりつく、中の餡が良い味で旨い。この店以外ではなかなかこういう豚まん、肉まんに出会えない。

『焙りもの燻りもの 和知(わち)』

ホテルの部屋で仕事の後始末をした後、繁華街に出る。数年ぶりに四条烏丸から近い『和知』という店に行ってみようと思う。少し雨が降っていたが、途中で安物の傘を買い腹ごなしに歩く。烏丸通から東にはずれ裏通りを北に上がる。京都駅に近いのに思ったより暗く静かで気持ち良く歩けた。
店は四条高倉通りを少しあがったところ、京都大丸の裏手のビル4階にある。エレベーターが無いので、毎度のことながら階段が結構しんどいのだが、これもビールを美味く飲むためと思いがんばって登る。この店には10年弱前のオープンから何度か足を運んでいる。年に2、3度来た年もあれば、今回のように2年ぶりと間があくこともあった。たまにしか来ないと店の変化がよくわかる。開店当初に比べるとメニューも変化してきているが、焼酎のバリエーションは一時期に比べると少なくなった感じがする(それでもかなり多い)。その代わりクラフトビールの種類が多くなってきているようだ。フードメニューは毎回増えているような気がするが、一貫して言えるのは酒も肴もここの主人が美味いと思ったものがメニューの仲間入りをしてきているのだろうと言う事。だから何屋と一言で表現するのが難しい店になっている。
面白いのはつき出しに「知覧鶏のスープ」が出るようになっていたこと。鶏に自信のあるお店だけのことはある旨いスープ。これを肴にというのはスープなだけに難しさもあるが、私はあっても良いと思う。この日は開店当初から変わらぬ「燻製玉子」を手始めに、これもやはりまずはこれからという焼き鳥でビールを飲む。ビールは「エーデルワイス スノーホワイト(オーストリア)」のボトル。ほんのりと甘みがあり、ハーブの華やかな香りが心地良い。焼き鳥は「もも肉、せせり、砂肝」。ジューシーで弾力のある食感で旨い。燻製玉子が100円、焼き鳥が一本190円と言うのはとても良心的な価格設定だと思う。ビール二杯目は長野の「TOKYOブラック ポーター」。佐久の地ビールのようだが長野に住んでいながら今日まで知らなかった。缶に相撲取りの絵があるが、雷電だろうか。
追加のつまみに冷奴、鶏レバーの刺身を頼むと同時に、日本酒に移る。純米無濾過の「而今(じこん)」。メニューは愛知の酒とあるが、ラベルを見る限り三重の蔵のようだ。甘めの酒であったが飲み口がすっきりしていて良かった。最後に「山ねこ」のロックで〆る。もっと飲み食いしたかったのだが、さすがに豚まん二個が腹にこたえていたので店を出ることにした。




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