静岡の思い出 ２ 〜 行かなくなったお店 〜

『行かなくなったお店に思う"商売の大変さ"』

不味いから行かないのではなく。好きだったのに行かなくなったお店の話。
食べ終える頃になって気が付いた、麺の器に小さな芋虫の幼虫が・・・。茹でられたのか死んでいましたが、男の私でもちょっとショック。店員にその事を告げると、その麺の料金は無料となり、帰りには店主自ら外に出ての謝罪。もともと好きなお店であったし、店主の対応も悪くは無かったので「二度と行かない」などとは思わなかったし、実際その後も訪問はした。ただ、やはりあの虫ちゃんのイメージが頭に残り、なんとなく足がその店に向かなくなった。もう１年以上その店には行っていない。これからも行くかどうかはわから無い。頭では別に気にするほどでは無いと思っても、足が向かないのである。前のように「食べたいなあ～」と思わなくなってしまったのである。これは私にとってもとても残念で悲しいことです。
その事を考えると、本当に飲食店というは大変な仕事だと思います。私のように何度も通い、そのお店が好きで、ある意味では行く度ごとの味のバラつきも大目に見ていた客ですら、一度の出来事で足が遠のいてしまう。ましてや一見の客ならば・・・。
「一期一会」、飲食店の経営者とは最もこの心得の意味をよく考え、実践しなければならない職業の一つなのでしょう。「いつものこの味、この美味しさ」、「いつもの気持ちの良い雰囲気、対応」を提供し続けること。毎日が一瞬たりとも気の抜けない厳しい世界ですね。静岡ではそれを実践している素晴らしいお店に数多く出会いました。そんなサービスにより、美味しく、楽しく、幸せな気持ちにさせてくれた、それらのお店のご主人や店員さんに改めて尊敬の念を込めてお礼を申し上げたい。

このブログをご覧になっていただける皆様、静岡で知り合うことのできた友人やブロガーの皆様に申し上げたいのと同じように。

Comments

1. Posted by 裕治伯爵   2008年05月01日 09:10

新しい環境には慣れましたでしょうか？静岡時代の食べ物が食べたくなったり新しい美味しさを発見したりと・・・さて芋虫とは驚かれた事でしょう。しかしアジアが大好き！滞在してた事もある裕治伯爵は平気なんです。もちろん・・店主には伝えますが作り直してももらわず食べてしまいます。皆から・・・さすが裕治伯爵だと言われてます。

2. Posted by 麺シロウ   2008年05月02日 01:28

＞裕治伯爵さん

いつもコメントありがとうございます。
やっと少しだけ周りが見渡せるようになってきました。

やはりさすがは裕治伯爵さんですね（笑）。私の場合、食べ終わる頃に発見。
頭では「大して気にしないよ」と思っていても、なんとなく気持ちが・・・・。
でも、最後はまた何度か食べに行きましたよ。

どうせ出てくるなら、頼んでも居ないチャーシューや煮卵が隠れているといいですよね！